【鹿児島市】塗料とペンキは違うのです!

【鹿児島市】塗料とペンキは違うのです!

2020.12.15 (Tue) 更新

鹿児島市の皆様こんにちは、紫原にある外壁・屋根塗装専門店の東宝ペイントです。

 

最近は、DIYが流行っているので、自分でいろいろしている方も多いと思います。

いい色のペンキがあったから、外壁に塗ってみようと考えている方もいるのではないでしょうか?

では、塗料とペンキの違いはなんでしょうか?

 

塗料とペンキは、広い意味では同じものですが、成分や性質などが異なるので別物なのです。

 

1.成分

〇塗料とは

 樹脂、顔料、添加物の3つから構成されており、合成樹脂塗料と呼ばれています。

 樹脂 : 塗膜を形成する成分

 顔料 : 塗料の色を決める成分

 添加物 : 顔料の沈殿を防いだり塗膜に柔軟性を持たせるなどの役割

 

〇ペンキとは

 オイルペイントや合成樹脂調合ペイントの総称です。

 オイルペイント : 油性調合ペイントや油性ペイントとも呼ばれています。

        ボイル油を主成分に、顔料や添加物を加えたものです。

 合成樹脂調合ペイント : 長油性アルキド樹脂ワニスに顔料を混ぜたもので、ホームセンターで売っている一般的なペンキです。

           (アルキド樹脂と油性分を65対35の割合で混ぜ合わせたものです。樹脂はあくまでも調合されたもので、合成樹脂を主成分とする塗料とは別物です。)

 

2.耐候性

〇塗料

 耐候性が高いため、屋外環境でも変色や剥がれに強い。

 

〇ペンキ

 紫外線や雨など外壁にダメージを与える外的要因への耐久性も高くない。

 

3.施工性

〇塗料

 外壁塗装用の塗料は一度塗ると最低でも24時間は乾燥時間が必要。

 塗装から数時間以内には指で触れても剥がれない程度には乾燥するが、表面に触れても問題ない状態になる為には24時間必要。

 

〇ペンキ

 完全に乾燥するまでに2~3日以上かかる。

 乾燥するまで作業がストップするだけでなく、乾燥途中で雨が降れば塗膜に雨の跡ができてしまい塗り直さないといけなくなる。

 

 外壁塗装は3回塗が基本です。

 下塗り+中塗り+上塗り の合計3回塗り

 それぞれの層が乾燥していなければ、3回の重ね塗りは行えない

 もし、内部が乾ききっていない状態で重ね塗りを行えば、塗料の乾燥が阻害され気泡が残ったり、剥がれたりするなどの施工不良を起こしてしまう。

 

4.外壁の劣化

・外線のダメージによる塗膜の色あせやチョーキングなど

〇塗料

 紫外線に強いラジカル制御塗料やフッ素塗料など

 

〇ペンキ

 耐候性が備わっていないペンキなので、あっという間に劣化してしまう。

 

・モルタル壁のひびわれ

〇塗料

 ひびわれを防ぐ効果を持つ特殊塗料「弾性塗料」や、やや伸縮するウレタン塗料などで塗装しておくと、壁に衝撃や負荷が加わっても塗料が連動して割れを防ごうとしてくれる。

 

〇ペンキ

 弾性がないので、衝撃が加わりやすい構造のモルタル壁であればひびわれだらけになってしまう。

何気なく塗料を塗っているように見える外壁塗装ですが、実際は建物の症状や素材にあわせて選び抜かれた専用の塗料を使って塗装されています。

 

外壁塗装・屋根塗装をお考えの方は、お気軽にご相談いただければと思います。

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